入り口で靴を脱ぐのはなぜ?

こんにちは、プランナーの高山です。

最近は新型コロナウイルス感染者数も減ってきて

そろそろ旅行に行って息抜きをしたいですね。


皆様は旅館で温泉に入りご当地の名産品や

郷土料理をいただいてゆっくり息抜き派ですか?


それともリゾートホテルできれいな夜景やオーシャンビュー、

ビュッフェなどを堪能派ですか?


どちらも捨てがたいですね、、、


ところでホテルと旅館の違いって何でしょう?

和風と洋風? 畳と絨毯?

ふとんとベット? 大浴場とユニットバス?

数え上げればきりがありませんね。


私が思うにそれは、、、


「靴を脱ぐ・脱がない」


これだと思います!!


靴を脱ぐ日本人。靴を脱がない欧米人。

これは玄関の設計を考える上で決定的なお互いの

相違をあらわにします。

日本の設計者にとって玄関の設計とは


「どのように靴を脱がせるか脱いだ靴をどこにしまうか」


など、想像以上に問題が山盛りの世界なのです。


靴を脱ぐことは


「気心を許しあえること」


だと思います。

ホテルのホールで行うパーティーと

旅館で行う大宴会とでは

靴を脱いでる旅館のほうが一歩踏み込んだ

間柄になれそうな気がします!

玄関とは一緒に住む方々を親密にすることができる

装置なのかもしれませんね。

玄関を設計する際は、靴を脱ぐことの意味を理解したうえで

それをどのようなカタチに落ち着かせるか考えなければなりません。

良いことがあった時

悲しいことがあった時

嫌なことがあった時

どんな時でもどんな自分でも迎えてくれる家族が待つ家の入り口なので

ドアの向きや種類、たたきの形、下駄箱の位置やサイズなど

1つ1つをこだわってみるのも

新たなライフスタイルが創れるかもしれないですね。

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