3つの住宅ローン商品の特徴  ~変動金利について~

こんにちは。家づくりアドバイザーの關です。
普段お家づくりのご提案をさせていただいておりますが、私、インテリアも大好きです。
雑貨屋さんや古道具屋さんなどのぞくと、ついつい何かしら連れ帰ってしまいます。
先日も長野市にあるna-na分室さんで開催中の木工作家コバヤシユウジさんの『木のコベヤvol8』に出かけ、
かわいいトリさんの壁飾りをお迎えしてきました。
以前お迎えしたトリさんと2匹並んでなんだか嬉しそうです(^^♪

IMG_6537.JPG

それでは今回は住宅ローンについてお話させていただきます。
前回、住宅ローン商品は、大きく分けて

"変動金利"
"固定金利選択型金利"
"固定金利"
の3つしかないとお伝えしたのですが、
今回は、それらの特徴についてお伝えしていきたいと思います。

まずは、"変動金利"からです。

この商品は、金利が安いというメリットを持っていますが、
貸出金利が市場の動向に左右されてしまうことから、
将来の金利が分からないですし、最終的に返済する総額も全く予想出来ないというものです。

ですから、自己資金が多く借入金額が少ない方だったり、
もし金利が上がりそうになった時には、
まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人にとっては、
とっても有利な商品となっていますが、

自己資金が少なく、借入金額も多い、
また貯金が苦手だという方には、
あまりオススメ出来る商品ではありませんね。

では、その理由となる特徴について詳しくお伝えします。

変動金利の商品は半年ごとに金利を見直すのですが、
仮に半年後に金利が上がったからと言っても、
返済額がそれに連動して上がるというものではなく、
返済額自体は5年間変わらず、その内訳が変わります。

元金と利息の割合ですね。

例えば、返済額が70,000円だとしたら、
元金が45,000円、利息が25,000円だったのが、
元金が35,000円、利息が35,000円
になるといった感じです。

ですから実質上は、5年間返済は固定されるのですが、
その間で金利が上がってしまった場合には、
利息の割合が増え元金の減りが遅くなってしまうということですね。

また、5年後金利が上昇している場合、返済額は上がるようになるのですが、
現在の支払いの1.25倍以上にはならないという制限があります。

例えば、現在の返済が70,000円だとしたら、
どれだけ金利が上がったとしても87,500円以上の返済額にはならないということです。

とはいえ、金利が上がってしまった場合でも、
急に返済がキツくなることはないものの、
元金が全然減らないという状況を招くわけですから、
徐々に徐々に住宅ローンに苦しめられていくようになるので、
その点をご理解いただいた上で選んでいただければと思います。

資金計画に失敗する3つの理由 パート③

こんにちは。
家づくりアドバイザーの關です。
先日、長野市居町にあるle ciel bleuさんでとってもかわいらしいお菓子を発見しました。
ミモザのマドレーヌです。
春が近づいてくる待ち遠しさを感じながらおいしくいただきました。

image0.jpeg


では今回は、3つ目の理由についてお伝えしていきます。

それは『住宅ローン選び』です。

これが『資金計画』で失敗する最大の要因です。

家づくりにおいて、お金のことというのは、誰もが後回しにしてしまいがちなことなのですが、
とりわけ『住宅ローン』となると、難しいとか理解しづらいといった理由から、
最も後回しになりやすいのではないでしょうか?

特に、面倒臭がりだったり、数字に苦手意識をお持ちの方などは、
出来れば避けて通りたい壁だと思います。
(住宅営業の方でも無知な方がたくさんいるぐらいですしね)

実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、聞き慣れない言葉がたくさんあります。
ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、
決して難しいことではありません。
きちんと理解していただくためにも、ゆっくりお伝えしていきたいと思います。
ちょっと取っ付きにくく難しいと感じるかもしれませんが、
じっくりと読んでいただけたらと思います。

それではまずは質問です。

住宅ローンの種類って一体どれくらいあるでしょうか?
下記の3つの中から選んでください。

1.約50種類
2.約500種類
3.約5000種類

さあ、どれでしょう!?
・・・

正解は、3番です!!
なんと、約5000種類もあるんです!!

そして、あなたは、その中からあなたにピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくてはいけません・・・

と聞くと、余計難しく感じさせてしまったかもしれませんが、
その全てが全く違う商品なのか?と言うとそういうわけではなく、
実は大きく分けるとたった3種類しかなく、
それをそれぞれの金融機関が条件を変えてリリースしているというだけです。

その3種類が何かというと、

"変動金利"と"固定金利選択型金利"と"固定金利"です。

変動金利とは、その名の通り金利が変動していくもの。
固定金利選択型は、最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。
固定金利とは、ずっと同じ金利が続いていくもの。

住宅ローン選びというのは、この3種類のうちのどれが自分に最もピッタリ合うかを考えて選ぶだけなんですよね。

ということで、そのために必要な知識について次回はお伝えしていきたいと思います。お楽しみに♪