キッチンは自分だけのお城
こんにちは。
ふきこと、原山千賀子です。
最近「キッチン」という空間が、私たち主婦にとって
どんな意味がある場所なのか、今一度考えてみました。
たとえば、対面キッチンのコンロ側にある壁。
この壁がなければ、リビングやダイニングを見渡せて、空間に開放感が生まれます。
視界が広がることは、オープンなキッチンの大きな魅力です。
でも、壁があるからこそ生まれる心地よさもあると思っています。
それは、ほどよい「おこもり感」
キッチンに立つと、リビングにいる家族の気配は感じられる。
でも、コンロ側の壁が視線を遮ることで、ほんの少し、自分だけの空間が生まれます。
家族と離れているわけではないけれど、いつも誰かの視線を感じているわけでもない。
その、ちょうどいい距離感が心地いいのです。
子育てに追われて、ちょっと疲れてしまったとき。
家族のことは大好きだけれど、少しだけひとりになりたいとき。
そんなとき、家の中に、ほんの少し自分の世界に入れる場所があったら。
個室にこもるほどではないけれど、気持ちを切り替えたり、ひと息ついたりできる。
壁ひとつで、そんな小さな余白が生まれることもあるのです。
キッチンは、家族のために料理をする場所。
でも、家族のためだけにある場所ではありません。
毎日家族のことを考えているお母さんにも、自分の時間を大切にしてほしい。
家族と過ごす時間も、自分ひとりで過ごす時間も、どちらも大切。
そんな暮らしを叶えるために、間取りでできる工夫があると思っています。
開放感を優先するのか、それとも、ほどよいおこもり感を大切にするのか。
どちらが正解ということではありません。
ただ、壁があることで生まれる小さな安心感も、キッチンの心地よさを考えるうえで大切なこと。
家族の気配を感じながら、自分の時間も大切にできる。
_壁のあるキッチンは、自分だけのお城
今日も家族のために頑張るお母さんが、ほんの少し、自分に戻れる場所であってほしいと思います。
